-データセンタ、通信事業者のネットワーク仮想化を促進-



株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:室伏 伸哉、以下ACCESS)は、本日、ネットワーク仮想化への移行を促進する、OpenFlow※1 およびL2/L3に対応したハイブリッド型SDN(Software Defined Networking)※2スイッチ「AEROZTM(エアロス)」シリーズを発表しました。本年、9月下旬より、国内の通信事業者やデータセンタ事業者を対象に販売開始いたします。

【開発の背景】
クラウド上でネットワークの仮想化と運用の自動化を可能にするコンセプト(技術)であるSDNおよびSDNの要素技術であるOpenFlowの普及により、従来のネットワーク機器が抱えていた複雑な制御機能を司るコントロールプレーンはソフトウェアに集約され、スイッチ機器は単純な伝送機能を司るデータプレーンとしての役割のみを担うことになるため、ネットワーク機器のコモディティ化が進むと考えられています。こうした中、ACCESSは、ハードウェアからミドルウェアまで垂直統合したSDNスイッチ「AEROZ」、さらにはACCESSの既存SDNソリューション「ACCESSTM SDN Solutions」をパッケージとして提供することにより、通信事業者やデータセンタ事業者の柔軟で、経済的なネットワーク仮想化への移行を支援いたします。

【製品概要】
「AEROZ」シリーズは、OpenFlow対応スイッチ(ハードウェア)にACCESSの子会社であるIP Infusionのネットワーク機器向けミドルウェア「ZebOSTM」(ソフトウェア)のL2/L3(BGP※3、OSPF※4、IS-IS※5)対応スイッチ機能を標準実装した、ハイブリッド型のSDN向けスイッチ製品です。OpenFlow対応スイッチ機器によりネットワーク仮想化を実現するHop by Hop方式のネットワーク仮想化に加えて、イーサネットなどの既存ネットワークにも対応します。近年のインターネットトラフィックにも対応可能な高速10Gインターフェースとして10GbE x 48ポート(10GBASE-Tx40/SFP+x8)を備えたSDN対応スイッチ「AEROZ」は、高性能、高可用性に加え、SAF(Service Availability Forum)準拠のレジリエンスも兼ね備えた、データセンタや通信事業者の厳しい要件を満たすことができるTop-of-Rackの理想的なスイッチ製品です。

また「AEROZ」と「ACCESS SDN Solutions」のSDNコントローラを組み合わせることで、既存ネットワーク環境を利用したままでネットワーク仮想化を実現するEdge Overlay方式によるSDN環境を構築することもできます。このように、「AEROZ」は、既存スイッチ機器とOpenFlow対応スイッチ機器が混在した環境において、「Edge Overlay」から「Hop by Hop」までネットワーク仮想化への段階的な移行をフルサポートすることが可能です。

「AEROZ」の主な特長は以下となります。

  • ネットワークの仮想化(SDN)への拡張性
    OpenFlowおよびL2/L3に対応しており、SDNへの移行が容易なスイッチ製品です。「ACCESS SDN Solutions」と併せてご利用頂くことで、ネットワークの仮想化を柔軟に、かつ経済的に推進することが可能となります。
  • 優れた柔軟性
    L2、L3、MPLS、Carrier Ethernet、Data Center networkを自由に選択できるモジュール型システムをベースとした「ZebOS」を採用。モジュール型のシステム構築アプローチにより、「AEROZ」は新しいテクノロジー・イノベーションも素早く、簡単に統合することができます。
  • 安心のサポート体制
    提案から実装まで、全世界250社以上のスイッチベンダーに採用実績を誇るIP Infusionがサポートいたします。

また当社は、ハードウェアの保守サポートにおいて、日本全国に拠点を持ち、安心安全なサポート体制を有するNECネッツエスアイと保守スキームを確立しており、万全なサポートをお届けします。

「AEROZ」イメージ写真


引き続きACCESSは、「AEROZ」シリーズにネットワーク仮想化を実現するためのトンネル技術であるVXLANなど最先端のSDN技術をいち早く採り入れることにより、ネットワーク仮想化の普及促進を支援してまいります。


「ACCESS SDN Solutions」について
「ACCESS SDN Solutions」は、「AEROZ」および「Stratosphere SDN Platform(SSP)」※6をはじめ、エンタープライズのオンプレミス環境と仮想ネットワークを直接つなぐP2V(Physical to Virtual)関連製品などから成るネットワーク仮想化製品群です。SSPの特長は、従来から利用されてきた様々なネットワーク技術と新しい技術との融合によりSDN環境を実現していることです。主要な機能のモジュール化によりお客様のニーズに合わせた柔軟なシステム構成を可能とし、既存のネットワーク環境からのシームレスな移行をサポートします。MPLS※7対応によるWAN接続、企業内LANからの接続、APIの拡張など、SDNの適用範囲をさらに広げる機能を備えています。
「ACCESS SDN Solutions」に関する詳細は、
http://jp.access-company.com/products/cloud/sdn/をご覧ください。

「ZebOS」について
ZebOSはネットワーク技術の基本から最先端まで、広範な機能を網羅したミドルウェアです。Layer2/Layer3の各種プロトコル群、 IPv4/IPv6やMPLSをはじめ、現在非常に注目を集めているMetro Ethernet、Carrier Ethernet技術のプロトコルにおいてすら世界でも追随を許さないほど、広範囲にカバーしています。また、お客様のプラットフォームへの容易な移植を実現する各種Abstraction LayerとProfessional Serviceによる柔軟なカスタマイズにより、多くの業界標準のプラットフォームをサポートしています。ソフトウェアの品質においても通信業界の標準と言えるIsocore、UNHなどの要件、各種品質試験をクリアしており、さらに6,000を超える試験項目を独自に設定しています。ZebOSに関する詳細は、
http://jp.access-company.com/products/network/zebos/をご覧ください。

※1 SDN(Software Defined Networking): ネットワーク構成を動的に設定するために、ネットワーク全体をソフトウェアで制御(定義)する、という次世代ネットワークコンセプト(技術)。
※2 OpenFlow: ネットワークの仮想化を実現する次世代ネットワーク制御技術。OpenFlow Switch Consortiumが提唱し、Open Networking Foundationにより標準化が進められている。
※3 BGP (Border Gateway Protocol):インターネットの中核をなすルーティングプロトコル。
※4 OSPF(Open Shortest Path First):ルーターやレイヤー3(L3)スイッチがパケットの転送先を動的に決定するためのルーティングプロトコルの一種。
※5 IS-IS(Intermediate System to Intermediate System:ルーティングプロトコルの一種。
※6「Stratosphere SDN Platform」: ACCESS50%出資子会社である株式会社ストラトスフィア開発SDN製品。
※7 IETFが標準化を進めている、ラベルと呼ばれるタグを使用したパケット転送技術。


■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績10億台突破のモバイルソフトウェア、並びに世界中の通信機器メーカなどへの豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力とノウハウを活用して、現在、クラウドを介してスマートデバイス上で多彩なサービスを実現するHTML5ベースのアプリケーション、並びにネットワーク仮想化(SDN)等の先進のネットワーク技術の開発・提供に注力しています。アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。詳細は、http://jp.access-company.com/をご覧ください。

※ACCESS、ACCESSロゴ、NetFront、AEROZは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
※ZebOSは、日本国、米国、及びその他の国におけるIP Infusion Inc.の登録商標または商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。