-米連邦通信委員会が定めるIPコネクティビティ基準を満たすSTB向け統合ソリューションを提供-

 

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:室伏 伸哉、以下ACCESS)とホームネットワーク向け半導体の大手メーカであるEntropic Communications, Inc.(本社:米国、President and CEO:Patrick Henry、以下Entropic)は、本日、ACCESSのDLNA (Digital Living Network Alliance)※1ソリューションとHTML5対応ブラウザが、Entropicの最新セットトップボックス(STB)向けチップセットソリューションに搭載されたことを発表しました。本統合ソリューションが実装されたSTBを採用することにより、ケーブルテレビ(TV)事業者は、業界標準のIPポート接続インターフェースを備え、かつ米連邦通信委員会(FCC)の基準を満たす、DLNA CVP(Commercial Video Profile)※2機能を提供することが可能になります。

具体的には、ACCESSとEntropicは、ACCESSのHTML5ブラウザ「NetFront Browser NX 3.0」とDLNA Technology Component™「NetFront® Living Connect」の両ソフトウェアを、Entropicの高機能STB用システムオンチップ(SoC)プラットフォーム「EN7588」に実装し、さらにハードウェアアクセラレーションによるパフォーマンス向上を行うことにより、DLNAのPremium Video機能とHTML5対応ブラウザ機能を完備した堅牢な統合SoCソリューションを実現いたしました。ハードウェアアクセラレーションでは、NEON™の拡張機能を搭載したEntropicのデュアルコアARM® Coretex™–A9プロセッサを活用することで、従来比6倍を超えるパフォーマンス向上に成功しています。本ソリューションにより、ケーブルTV事業者やメーカは、DLNA規格に準拠したSTBベースのサービスを、家電製品に迅速に実装することが可能になります。

ACCESS取締役 兼 最高技術責任者 石黒 邦宏 は、
「このたびのEntropicとの協業は、米国のケーブルTV事業者の事業効率向上を支援する、というACCESSのコミットメントを表明するものです。FCC基準に沿ったIP接続への対応を目指すケーブルTV事業者に向けて、DLNAを業界標準と位置づけ、この評価を実施する、というFCCの動きは、ユーザ向け共通機能の標準化を後押しすることになりますので、事業者にとっては歓迎すべきニュースです。引き続き、当社DLNA技術とHTMLブラウザを進化させ、FCCの要求するIP接続標準にいち早く応えることにより、事業者を支援してまいります」と述べています。

EntropicのSTB担当マーケティング・バイスプレジデントRoger Gregoryは、
「ACCESSの『NetFront Living Connect』と『NetFront Browser NX 3.0』により、当社ソリューションをFCCとDLNAの求める規格に準拠させ、ケーブルTV事業者をサポートすることが可能になりました。ARM技術を備えた我々のSTB用SoCは優れた効率性を実現し、IPクライアントとハイブリッドSTBを活用した最高のマルチルームならびにマルチスクリーン体験を提供します」と、述べています。

なお、ACCESSとEntropicは、来る6月10日(月)から13日(木)まで米国・ワシントンDCで開催予定の「Cable Show 2013」において、DLNA Premium Videoの規格に対応した映像配信のデモンストレーションを行います(ブース番号:2807)。デモでは、DLNA Premium Video規格に準拠したHTML5対応のRUI(Remote User Interface)機能をご覧いただけます。

NetFront Browser NX 3.0について
「NetFront Browser NX 3.0」は、ACCESS自社開発のWebKitベースブラウザの最新版です。HTML5対応充実度において業界最高クラスを実現しています。

NetFront Living Connectについて
「NetFront Living Connect」は、スマートフォン、携帯電話、デジタルカメラ、プリンタ、DVDプレーヤー、デジタルテレビ、デジタルテレビ、STB、ネットワーク接続ストレージ(NAS)などのさまざまな情報機器上で、コンテンツの共有、再生、コントール等を迅速かつ効率的に行うことができる、業界をリードするDLNAソリューションです。これまで世界中の主要メーカのさまざまなDLNA対応情報家電機器に搭載された実績を有しています。「NetFront Living Connect」は、DNLA Premium Videoの規格に準拠すると共に、先進のHTML5対応RUI技術にもいち早く対応しています。

「EN7588」について
「EN7588」は、NEON SIMD拡張機能を搭載したデュアルコア5000 DMIPS ARM Cortex-A9プロセッサを提供する高機能のSTB SoCです。先進の3Dグラフィック機能と革新的な電源管理システム、マルチストリームのトランスポートプロセッサに加えて、マルチフォーマットかつマルチチャネルのA/Vデコーダエンジンを搭載しています。

※1:Digital Living Network Alliance(略称DLNA)は、家電、モバイル、 およびパーソナルコンピュータ産業における異メーカ間の機器の相互接続を容易にするために 2003年6月に結成された業界団体です。
※2:Commercial Video Profile(略称CVP)は、DLNAの「Device Profile」カテゴリのうち、サービスプロバイダやコンテンツ配信事業者がDLNAネットワーク上で商業コンテンツの配信を行うためのDLNAガイドラインの一つ。商業コンテンツの要件は国によって異なるため、CVPは複数存在します。

■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績10億台突破のモバイルソフトウェア、並びに世界中の通信機器メーカなどへの豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力とノウハウを活用して、現在、クラウドを介してスマートデバイス上で多彩なサービスを実現するHTML5ベースのアプリケーション、並びにネットワーク仮想化(SDN)等の先進のネットワーク技術の開発・提供に注力しています。アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。詳細は、http://jp.access-company.com/をご覧ください。

■Entropic Communications, Inc.について
Entropic(Nasdaq:ENTR)は、世界を代表するホームネットワーク機器向け半導体ソリューションプロバイダーです。既存のハイビジョンテレビ放送やIPストリーミング放送のコンテンツをシームレスかつ安全に家庭に配信するために最適な変換技術をサポートしています。Entropicの次世代型STB用SoCとConnectivityソリューションは、デジタルエンタテインメントの提供方法から接続方式、消費のあり方までを変革し、有料テレビ放送事業者が利用者に対して、家庭内でも外出先でもホームエンタテインメントを全面的に楽しめる環境を提供することを可能にします。詳細は、http://www.entropic.comをご覧ください。
 

※ACCESS、ACCESSロゴ、NetFrontは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
※DLNAは登録商標です。Digital Living Network Allianceは、デジタル リビング ネットワーク アライアンスのサービスマークです。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。