-IPv6対応センサーネットワークソリューション「NetFront® Smart Objects」を開発-
-6月より国内外のエネルギーインフラ業界向けに提供開始-

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鎌田 富久、以下ACCESS)は、地球規模での環境問題へのソリューションとして期待されている、スマートグリッド(次世代送電網)市場に参入します。第一弾として、スマートグリッドの中核機器である、スマートメータ(知的機能を備えたネットワーク対応型電力計)向けにIPv6※1(次世代のインターネットプロトコル)対応のセンサーネットワーク※2ソリューション「NetFront® Smart Objects」を開発し、6月より、国内外のエネルギーインフラ業界を対象に提供開始します。

スマートグリッドは、ITを駆使して双方向の情報伝達を可能とする次世代送電網です。この次世代送電網を社会のすみずみに張り巡らせることで、効率的で安定した電力供給を実現し、さらに風力発電や太陽光発電といった再生可能エネルギーの導入を促進するという構想が、現在、世界中で注目されています。スマートグリッド構想の要の一つとなるのが、家庭や施設に設置されるスマートメータです。スマートメータは、双方向通信機能により、電力情報制御システムを刷新し、自動検針、負荷制御(電力供給安定化のためにユーザ側負荷の遠隔制御)、需要応答(料金メニューの細分化によるユーザ電力使用のピークシフト促進)といった機能を実現します。

ACCESSの「NetFront Smart Objects」は、スマートメータ向けの先進のセンサーネットワークソリューションで、インターネット需要の高まりに伴い、急激な拡大が予測されているIPv6網に対応しています。インターネット技術の標準化を策定する組織であるIETF(Internet Engineering Task Force )規格に準拠し、センサーネットワークにおいてIPv6の利用を可能とする6LoWPAN (IPv6 over Low-Power Wireless Personal Area Networks) ※3技術が採用されています。また、IETFが推奨する関連技術である、センサーネットワーク上でメッシュトポロジーのルーティング制御を行う、Roll(Routing Over Low power and Lossy networks)※4準拠のプロトコルにも、順次対応していきます。さらに、6LoWApp(IPv6 over Low-Power Wireless Applications)技術により、TCP/UDP(HTTPやSNMPなど)上で動作するIPアプリケーションプロトコルを6LoWPAN環境に最適化していく予定です。

ACCESSは、米国子会社IP Infusion Inc.(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:楢崎 浩一、以下IP Infusion)を通じて、10年以上前から、IPv6技術の開発に取り組んでいます。本年2月には、世界に先駆けて、6rd技術に準拠したIPv4/ IPv6共存環境に対応するためのトンネリングソリューション「ZebOS® Rapid Deployment」を開発し、発表しています。今回の「NetFront Smart Objects」には、これら先進のネットワーク技術が結集されています。

「NetFront Smart Objects」は、スマートグリッドといた電力系インフラのみならず、センサーネットワーキング技術が用いられる、ガスや水道といったエネルギーインフラ全般、ビルディングオートメーション、ホームオートメーション、環境モニタリング、構造物の老朽・欠損をモニタする構造物監視、交通などにおける移動物監視などの分野へも対応しています。また、家庭における電力消費量を可視化し、オンライン上でどこからでも閲覧できるサービス「Google PowerMeter」のAPIもサポートする予定です。

現在ACCESSは、家電向け無線通信規格の一つであるZigBeeを策定しているZigBee Allianceに加盟し、メンバ企業として、エネルギー管理向け無線通信仕様、Smart Energy Profilev2.0仕様の策定に取り組んでいます。今後、「NetFront Smart Objects」を同仕様に準拠させることにより、家庭に設置されたスマートメータと情報家電との連携を実現させる予定です。

ACCESS 代表取締役社長 鎌田富久は、
「ACCESSは、創業から25年以上、『すべての機器をネットにつなぐ』をビジョンに掲げて、世界中の通信、情報家電、放送業界向けに先進のモバイルITソリューションを提供してきました。昨今のITのめざましい進歩および地球規模での環境問題を反映し、同技術はエネルギーインフラ業界へも応用され、人々の生活を大きく根底から変革する技術として期待されています。当社の創業以来のビジョン、そしてこれまで培った実績およびノウハウが、さらに進んだユビキタス社会の構築に活かすことができることを、大変光栄に思います。今後ともACCESSは、先進の技術およびサービスにより、世界の『環境革命』に貢献してまいります」と述べています。

なお、本日より、「NetFront Smart Objects」のデモンストレーションによる販促活動を開始しています。

※1 IPv6とは、インターネットプロトコルの次世代 (Version 6) 通信プロトコルで、IPアドレス枯渇問題へのソリューシとして期待されています。
※2 センサーネットワークとは、センサー機能搭載の端末を偏在させ、それらが協調して人の行動や環境などの物理的情報を収集し、ユーザのニーズに即した情報提示を可能とするワイヤレスネットワークです。
※3 6LowPan(IPv6 over Low-Power Wireless Personal Area Networks)とは、センサーネットワークにおいてIPv6の利用を可能とする技術です。
※4 Roll(Routing Over Low power and Lossy networks)とは、IETFにおける標準化のためのワーキンググループの一つです。

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■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、国内外の通信、家電、放送、エネルギーインフラ業界向けに、モバイルソフトウェア技術をベースとした先進のITソリューションを提供する、グローバル企業です。携帯端末・情報家電向けブラウザ「NetFront® Browser」や、携帯端末向けプラットフォーム「ACCESS Linux Platform」、通信インフラ機器向けプラットフォーム「ZebOS®」など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジにより、通信事業者、メーカ顧客などの次世代端末の開発やインフラ構築を速やかに実現します。また2008年より出版プラットフォームビジネスを展開し、携帯端末向け電子出版物販売サイト「Booker’s®」の運営や出版物の電子化サービスなど、アプリケーション上で動作する魅力的なサービスの拡充に注力しています。2001年には東証マザーズに株式を公開(4813)し、現在、アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。

■IP Infusion Inc.について
IP Infusionは、通信事業者および通信事業者向けネットワーク機器メーカを対象に、先進のソフトウェア開発プラットフォームを提供しています。独自のモジュール型アーキテクチャと、業界で最も広範なサービス・プロトコルのスイートを持つIP Infusionは、世界有数の通信事業者および通信事業者向けネットワーク機器メーカの製品の差別化と迅速な製品の市場投入を支援しています。IP Infusionは、1999年に米国デラウェア州で設立され、カリフォルニア州サニーベールを本拠地としています。IP InfusionはACCESS Systems Americas, Inc.の100%子会社です。

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※ACCESS、ACCESSロゴ、NetFront、ACCESS Linux Platform、Garnetは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
※IP InfusionおよびZebOSは、IP Infusion Inc.の米国ならびにその他の国における商標または登録商標です。
※Booker’sは、株式会社ACCESSおよび東京都書店商業組合の日本国における登録商標です。
※The registered trademark LINUX® is used pursuant to a sublicense from Linux Mark Institute, the exclusive licensee of Linus Torvalds, owner of the mark on a world-wide basis.
※”ZigBee” is a trademark of the ZigBee Alliance.
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