株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨、以下ACCESS)と沖電気工業株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:篠塚 勝正、以下OKI)および、株式会社OKI ACCESSテクノロジーズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中澤 修、以下OKI ACCESSテクノロジーズ)は、ACCESSの「NetFront®」、OKIの高品位な音声・映像テクノロジーである「eおと®注1 ・「eえいぞう注2 と、OKI ACCESSテクノロジーズのIMS(IP Multimedia Subsystem)注3 技術を融合し、インターネット閲覧やメッセージング環境と、音声・映像メディア環境をシームレスに統合する最先端のIMSソリューションを共同で開発いたしました。OKI ACCESSテクノロジーズは、次世代携帯端末やネット家電向けマルチメディアソフトウェアの開発を目的に、ACCESSとOKIにより、2005年11月に設立したジョイントベンチャーで、携帯・ネット家電向けソリューションを開発、提供しています。

「NetFront IMS Client Package」は、モバイルシステムにおける標準仕様を規定したOMA(Open Mobile Alliance)仕様に基づき、VoIP (Voice over Internet Protocol) を応用したインターネット電話等で用いられる通話制御プロトコルのひとつであるSIP(Session Initiation Protocol)ベースのマルチメディア・コミュニケーションサービスを実現するための製品です。フルブロードバンドの次世代ネットワーク(Next Generation Network、 以下NGN注4 )時代を迎え、携帯端末にもIP化が進む中、IMS市場は、急速に拡大しています。「NetFront IMS Client Package」は、これまでは比較的小規模かつ限られた範囲で利用されるソフトウェア製品のみであったIMS関連製品の中で、業界初の本格的な商業用IMSソリューションを提供する製品となります。

「NetFront IMS Client Package」 は「NetFront」のアーキテクチャと高い整合性を持つため、移植性が高く、端末への実装コストならびに開発期間が大幅に短縮できるだけでなく、ブラウザやメッセージングアプリケーションとの柔軟な組み合わせが容易に実現できます。また、OKIの情報通信融合技術をベースに、IMSの代表的なサービスである、コミュニケーション相手の状況をリアルタイムで確認し、状況に適した通信手段を事前に選ぶ事ができるプレゼンス機能を「NetFront」上で容易に構築できるほかに、発信者がトランシーバーのように複数の相手に対して一斉に音声の発信をすることが可能となるPoC(Push to talk over Cellular, プッシュ・トゥ・トーク)機能、さらにはパソコンのインターネットや情報家電の世界と連携するためのFMC(Fixed Mobile Convergence)環境を実現する、多種多様な最新式のモジュールから構成されています。これらの機能はすべて使い勝手の良いAPI(Application Program Interface)を持ち、お客様独自の魅力的なIMSアプリケーションを効率良く開発することができます。今後はOKIの技術とのさらなる融合を図り、Video over IPやコンテンツ配信機能などの拡充を行い、よりリッチで快適なクアドロプレーコミュニケーションを実現する予定です。

「NetFront Media Player」は、「eえいぞう」技術を使った高画質かつ高音質な音声・映像メディアの視聴・制御機能を実現するプレーヤエンジン機能を提供します。Media Playerアプリケーションの実現や、IMSアプリケーションの中への音声・映像メディア処理の組み込みなど、幅広いアプリケーションサービスへの適用が可能であり、MPEG4、MP3等の携帯電話を含む小型端末向けに加え、高画質の映像を提供する最新式のビデオコーデックH.264、Windows Media Audio/Video 9そしてWindows Media DRM 10に対応しています。

「NetFront Media Player」はさらに、ワンセグ対応、DLNA(Digital Living Network Alliance)対応のプレーヤ機能も装備し、ひとつのメディアプレーヤで、ビデオオンデマンドや放送など各種のストリーミングとローカル再生サービスへの適用が可能な、端末上のマルチメディアトータルソリューションを提供します。

今後、OKIが推進するNGNへ向けたソリューションコンセプトであるOki Service Convergence Platform(OSCP)に基づき、キャリアユビキタスサービスを実現するキャリアグレード・コミュニケーションサーバ「CenterStage® NX5000シリーズ」や、SipAs on WebLogic等のIMS対応サーバと連携して魅力的なIMSソリューションを提供する計画です。

ACCESSの代表取締役社長 兼 最高経営責任者、荒川 亨は、「今後成長が期待できるIMS市場ならびに移動体通信と固定通信を融合したFMC市場は、次世代携帯機器の将来を大きく広げていきます。 ACCESSは、今後もOKI、OKI ACCESSテクノロジーズと共に、次世代携帯端末上でトリプルプレー(データ・音声・映像統合)を実現するアプリケーションを創出するためのソリューションを積極的に開発していきます」と述べています。

OKI ACCESSテクノロジーズの代表取締役社長、中澤 修は「このたび、モバイル環境と音声・映像のコミュニケーション環境を融合した新しいIMSソリューションを実現し、開発コスト低減、開発スピードと品質の向上を可能とする最先端の端末向けソフトウェアスィート商品を、世界でもいち早く開発する事ができ、大変嬉しく思います。今後はACCESSの「NetFront」シリーズ各製品と組み合わせ、WebワールドとIMSワールドを融合する新しい商品を提供していきます。」と述べています。

OKIの代表取締役社長、篠塚 勝正は「当社はe社会でのキープレーヤを目指しユビキタスサービスの提供を推進しておりますが、ACCESSはその実現のための重要なパートナーです。今回ACCESS、OKI ACCESSテクノロジーズにより、OKIの高機能なIP電話・映像コミュニケーションシステムとACCESSの「NetFront Browser」を活用した魅力的なIMSソリューションの提供が可能となります。今後はIMSフレームワークをさらに拡充し、さらにリッチなIMS機能や「eえいぞう」メディアプレーヤ、そして「eおと」VoIPの連動を充実し、さらなる新しいソリューションを早期に実現させていきます。」と述べています。

注1:eおと
IPネットワーク上で従来の電話音質を越えた臨場感ある音声通話を可能とする、OKIの高品質VoIP技術です。ITUなどの国際標準の音声符号化方式はもとより、種々の音声符号化方式に対応可能です。IP電話機、PC(ソフトフォン)、携帯電話、PDA及びデジタル家電などでの使用と、LSI及び各種プラットフォームへの搭載が可能です。

注2:eえいぞう
ISO/ITUなどの国際標準化機関が定めた映像符号化方式「MPEG-4」「H.264」などに準拠し、IPネットワーク上で高速、高品質、低遅延な映像コミュニケーション、録画再生を可能とする、OKIのビデオコーデック技術です。伝送帯域が狭い携帯電話などのモバイル端末、TV電話等からハイビジョン対応のIPTVでの使用と、LSI及び各種プラットフォームへの搭載が可能です。

注3:IMS(IP Multimedia Subsystem)
インターネットと携帯電話を融合する新しいサービスを実現するための技術です。インターネットの標準化団体であるIETF(Internet Engineering Task Force)と携帯電話の標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)が共同で仕様を策定し、プレゼンス、PoC、インスタントメッセージなどのリアルタイム&マルチメディアコミュニケーションサービスを提供することができます。

注4:NGN(Next Generation Network、次世代ネットワーク)
NGN とはIP技術をベースにした通信事業者の次世代ネットワークで、ITU-T(国際電気通信連合・電気通信標準化セクタ)で国際標準化が進んでおり、日本でも通信事業者各社のNGN構築へ照準を合わせた動きが活発化しています。従来の固定電話や携帯電話のサービスに加え、高品質な映像配信、テレビ電話、企業向けの高信頼性通信サービスなどを同一のIPネットワーク上で提供できるため、通信事業者はトリプルプレー(音声、データ、映像の統合)やFMC(固定・無線通信融合)などの新サービスの提供が容易になります。また、NGNではアプリケーション構築のAPIを公開することにより、第三者がNGNの機能を利用した独自のサービスを提供することも可能となります。


■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードしています。「NetFront Browser」を始め、Palm OS、ACCESS Linux Platformなど、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジーを提供し、次世代端末の速やかな市場投入を実現可能としています。2001年2月26日には東証マザーズに株式を公開(4813)、アメリカ、アジア、ヨーロッパに全29の子会社を運営し国際展開にも注力しています。
http://www.access.co.jp または http://www.jp.access-company.com

■OKIについて
OKIは、1996年の日本初のVoIPシステムを市場に投入するなど、他社に先駆けて情報通信融合戦略とVoIP技術により、VoIP、CTI市場へ参入し高いシェアと実績を挙げてきました。さらに高品位でリッチなコミュニケーションを実現するeおと、eえいぞうを強みに加え、お客様のリッチで快適なトリプルプレーコミュニケーションを提供しています。 また、ACCESS社とジョイントベンチャーであるOKI ACCESSテクノロジーズを設立し、IMS/FMC市場でのソフトサービス事業を立ち上げました。
http://www.oki.com/jp/

■株式会社OKI ACCESSテクノロジーズについて
OKI ACCESSテクノロジーズは、IMSとFMC市場のリーディングカンパニーを目指したベンチャーカンパニーです。OKIの高品位なIP音声・映像技術を、ACCESSのモバイル・ネット家電向けソフトウェアプラットフォーム「NetFront」に統合することで、データ・音声・映像を融合するトリプルプレーを実現し、今後成長が期待されるIMSやFMC市場に対して、最先端のソリューションを提供します。
http://www.oki-access.com



*ACCESS、NetFrontは、日本国およびその他の国における株式会社ACCESSの商標または登録商標です。
*OKI ACCESSテクノロジーズのロゴは日本およびその他の国における株式会社OKI ACCESSテクノロジーズの商標または登録商標です。
*沖電気工業株式会社は、グローバルに認知される成長企業を目指し、通称を「OKI」とします。
*本製品のソフトウェアの一部分にOKIが開発した、eおとまたはeえいぞうエンジンが含まれています。
*eおと、CenterStageは、沖電気工業株式会社の日本における登録商標です。
*eえいぞう、SipAs は、沖電気工業株式会社の商標です。
*Windows Media 、MSNは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*文中の会社名、商品名は、各社の商標又は登録商標です。
*仕様は予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。