Press Release


2005.09.29

ACCESS、赤外線通信プロトコルスタックの最新バージョン最大4Mbpsの
通信速度に対応する「IrFront® v2.1」を発表

2006年1月に高速赤外線通信方式規格「IrSimple」対応版リリース予定
従来に比べて4~10倍以上の通信スピードで大量データのやり取りが可能に



株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨、以下ACCESS)は、このたび、赤外線通信プロトコルスタック「IrFront」の最新バージョン「IrFront v2.1」を発表いたします。今回のバージョンでは、2005年の10月から4Mbps対応版がリリースされ、2006年1月には、高速赤外線通信方式の国際標準規格である「IrSimple」(※1)対応版がリリースされる予定です。これにより、従来の赤外線通信の4~10倍以上のスピードで、携帯電話を利用した大量データのやり取りが可能になります。

「IrFront」は、赤外線通信規格IrDA(※1)の仕様に準拠してACCESSが独自に開発した、携帯電話・組み込み機器向けのコンパクトな赤外線通信プロトコルスタックです。IrCOMM、IrTran-Pの標準サポートに加えて、赤外線決済を実現するIrFM、アドレス帳・メールなどのデータ交換をするIrMCをはじめ、OBEXなど豊富なオプションを提供しています。これまで、iモード対応の携帯電話機をはじめ、6社以上の携帯端末メーカーの端末への搭載に加えて、富士写真フイルム株式会社の携帯電話用プリンタなど多くのプリンタでの搭載実績があり、ネットワークを持たない機器の赤外線機能を使用したデータ転送を可能にします。

今回のバージョンアップは、赤外線によるデータ通信速度の高速化を実現する国際規格である「IrSimple」への対応と、シンプルで標準化されたモジュールによるお客様の開発コストの低減に主眼をおいて開発しました。「IrSimple」への対応により、携帯電話からテレビ、プリンタへの静止画や動画の瞬時の転送が可能になることが期待されます。

「IrFront v2.1」は、ローム株式会社(本社:京都市右京区、代表取締役社長:佐藤 研一郎、以下ローム)のSIR/FIRコントローラBU92002GUおよびBU92004GUに対応しており、CPU負担の軽減と大量データのやり取りを意識したインターフェースとなっています。

■「IrFront v2.1」の主な特長
(1) プラットフォーム依存の少ないモジュール
転送スピードに関わらず統一したプログラミングを提供しているため、お客様のドライバ開発コストを軽減します。ドライバ開発さえすればどのプラットフォームにも対応可能となっています。
(2) IrDAを意識させないシンプルなAPI(Application Program Interface)
vParserを搭載し、携帯電話から転送されるvCard、vCarenderなどの各データがAPIをコールするだけで容易に取得できます。
(3) SymbianとBREWに対応
v2.1はSymbianおよびBREWプラットフォームにいち早く対応しています。

ローム株式会社のMODULE LS商品開発部 部長 生藤義弘氏は「ACCESS社のIrFrontがSIR/FIRコントローラBU92002GUおよびBU92004GUに対応したことを大変喜ばしく思います。我々は、4Mbps、IrSimple対応により高速赤外線通信が普及していくことを確信しております。」と述べています。

株式会社ACCESSのCEO兼代表取締役社長 荒川 亨は「今回、IrFrontの新バージョンによって、赤外線通信でやり取りできるデータの高速化・大量化が実現することを大変嬉しく思います。あらゆる赤外線搭載機器同士の高速通信が可能になり、今後の人々の生活の新しい可能性を追求していきたいと思っております。」と述べています。

なお、10月4日から幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2005」のローム株式会社のブースにてACCESSの「IrFront v2.1」を採用したIrSimple対応赤外線通信のデモンストレーションが展示されます。

(※1) 「IrDA」と「IrSimple」
「IrDA(Infrared Data Association)とは、赤外線を利用した近距離のデータ通信を行なう技術仕様を策定するために1993年に設立された業界団体、また団体が定めた赤外線通信の規格。「IrSimple」は、「IrDA」のデバイスは変更せず、プロトコルのみの見直しにより、通信速度の高速化を行うもので、IrDA規格に仕様追加の形で実現。ACCESSは、IrDAおよびモバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)の正規会員。

■添付資料 <IrFront v2.1 SDK開発キット製品概要>
「IrFront v2.1SDK」は、IrFrontをターゲットシステムに移植し、アプリケーションプログラムを開発するための、完全ソースコード提供によるパッケージです。Win32環境上で開発したアプリケーションをそのままターゲット上に移植できます。日立製作所社製SH7709AプロセッサおよびACCESSのμITRON4.0準拠のリアルタイムOS「μMore®v4.0」をサポートし、サンプルアプリケーションソース、ドライバサンプルソースおよびドキュメントにより、他のプラットフォームへの容易な移植とアプリケーション開発を支援します。
  • 開発エンジニアによるサポート
    高い技術力を持つACCESSのエンジニアが直接サポート (3ヶ月間無償サポート、サポート延長可)

  • CPU/OS非依存
    OSなしの環境で動作させることが可能

  • WinSock対応(IrMCオプションパッケージ)
    Windows上で動作させることが可能

  • 完全ソースコード提供

  • IrDAを意識させないシンプルなAPIを提供

■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業です。カリフォルニア州ニューアークに米国支店、ドイツ・オーバーハウゼンにヨーロッパ子会社、ACCESS Systems Europe GmbH、また中国・北京に中国子会社、ACCESS (Beijing) Co.,Ltd.を有し、韓国や台湾にも連絡事務所を運営するなど国際展開にも注力しています。同社の情報家電向けブラウザソフト「NetFront®」ファミリーは、PDA、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、カーナビ、ウェブ電話、専用端末、NTTドコモのiモードに対応した携帯電話など、全世界のメーカーから発売されている情報家電端末の650機種、1億9500万台以上に搭載(2005年6月末現在)されており、最新版では、CSS(カスケーディング・スタイルシート)、DHTML(ダイナミックHTML)をはじめとする、W3C(ワールドワイドWEBコンソーシアム)最新推奨仕様やWAP2.0に準拠するなど、ハードウェア資源の限られたNon-PC端末において、パソコンと同等のインターネット閲覧環境を実現しています。尚、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。

■ローム株式会社について
ロームは1958年に日本の京都で設立。LSIやその他多種の半導体の開発・製造・販売を行っております。携帯電話分野では、ベースバンドLSI、システム電源LSI、サウンドプロセッサなど幅広い製品ラインアップで、携帯電話メーカーから高い評価を得ています。また、デジタル情報家電などの分野においても、光ストレージ用チップセットをはじめ、デジタルスチルカメラ、プリンタ、薄型テレビ向けなどに幅広い製品ラインアップを取り揃え、世界規模で展開する開発・製造・販売拠点を通じて高い品質の製品を供給しています。全世界での従業員は19,803人(2005年3月31日現在)、連結売上高は2005年3月期約3,690億円となっています。



*ACCESS、IrFrontは、日本国およびその他の国における株式会社ACCESSの商標または登録商標です。
*その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。