Press Release


2004.02.25

ACCESS、次世代携帯電話向けトータルソリューション
「NetFront Mobile Client Suite」を発表





株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨)はこのたび、次世代携帯電話向けソフトウェアトータルソリューション、「NetFront Mobile Client Suite」を発表致します。

NetFront Mobile Client Suite(以下NMCS)はモジュラー構造による柔軟で拡張性の高いトータルソリューションで、より高度な携帯電話機能を効率的に開発することを可能にします。NMCSは携帯メーカーまたは携帯通信事業者に対し、ブラウザ、カスタマイズ可能なユーザーインターフェイス、MMS Client、PIM、SyncML、JavaVM等の総合的なソリューションを提供します。NMCSは、ACCESSのモバイル分野における豊富な経験に基づき最適化されたモバイルソリューションで、次世代携帯電話の開発コスト、開発期間の飛躍的な軽減及び短縮を実現します。

また、NMCSはOSに依存しない構造になっているほか、Agere、Broadcom、EMP、Infineon、SH-MobileやTTPComなど、どのような組込みモバイルプラットフォームにも簡単に移植することができます。加えて、NMCSはすでにLinux、Symbian、Palm、Windows MobileやBREWなど様々なOSやアプリケーション実行環境に対応している実績があります。

NetFront Mobile Client Suite コンポーネント ラインナップ

■カスタマイズ可能なユーザーインターフェイス
どのような環境でも簡単にユーザーインターフェイスのカスタマイズが可能です。ユーザーインターフェイスのカスタマイズ機能は独立したレイヤーで、カスタマイズ時にもカーネル部に影響を及ぼしません。

■NetFront Browser
NetFrontは限られたメモリやCPU環境でも高性能を発揮できるブラウザとして、多くの情報家電に搭載、PC以外でのインターネット閲覧環境を提供してきました。NetFrontはHTML 4.01/CSS/DHTML/DOMへの対応に加え、SSL/TLS、PKCS、IPv6、OMA DRMに準拠し、更にはOMA2.2ブラウザ仕様にも対応したブラウザです。また、オプションプラグインとしてAdobe社のAdobe Reader、MPEG4 Player、RealNetworks社のHelix DNA、XHTML+Voiceや、エイチアイ社の3Dポリゴンエンジンもサポート。NetFrontの搭載実績は全世界で1億台を突破し、情報家電分野において最先端かつもっとも広く搭載されているブラウザとしての地位を確立しています。

■NetFront Message Client
NetFront Message Client はリソースの限られたハードウェア環境において、十分な機能を実現するメールクライアントです。以下が対応可能なメーラータイプです。
  • NetFront MMS
    NetFront MMS は3GPP TS 23.140 及び MMS Conformance v2.0に準拠しています。

  • NetFront M-IMAP
    NetFront M-IMAP はIMAP4/SMTP (RFC 2060)のインターネットプロトコルに基づき、最適化されたメッセージソリューションです。日本ではKDDI、中国ではチャイナユニコムに採用されています。

  • NetFront SMTP/POP
    NetFront SMTP は信頼性の高い、End-to-Endのメッセージ転送を可能とするメール転送プロトコルです。NetFront POP は 数百という受信端末となりえる端末に対し、Post Office Protocol version 3 (POP3) によるメッセージ受信を可能とするプロトコルです。

■JV-Lite®2 Wireless Edition (MIDP, JTWI, Doja)
JV-Lite2 は SUN Microsystems が認定する組込機器向けJava実行環境です。JV-Lite2のクラスライブラリはメモリやCPUパワーが限られたシステムにあわせて最適化されており、実行速度、省メモリ、移植性のバランスに優れたJavaプラットフォームです。NetFront Mobile Client Suite のコンポーネントの1つとして、JV-Lite2はJAM及びNetFront Browserに完全に統合されたJava アプリケーションマネージャを提供します。また、JV-Lite2 Wireless EditionはJ2ME (Java2 Micro Edition)、CLDC、MIDP 1/2 プロファイル、更にはWMA、MMAPI、モバイル3D API (JSR184) のようなJTWIに含まれるAPI に対応しています。

■NetFront SMIL プレーヤー
NetFront SMIL プレーヤーは3GPP SMIL(※1)及びW3Cの提唱するSMIL Basicに準拠しています。SMILプレーヤーにより、テキスト、イメージ、サウンド、ムービー、アニメーション等の様々な形式のファイルを自由に統合したマルチメディアコンテンツの再生が可能です。SMIL プレーヤーは、NetFront ブラウザとXMLエンジンのリソースを共有することが可能です。KDDIのCDMA 1X WIN端末に採用されています。

(※1) SMIL: Synchronized Multimedia Integration Language
XMLで記述され、動画や静止画、音声などのマルチメディアデータの再生を制御して同期させるための言語。

■NetFront SVG (Scalable Vector Graphics) Viewer
SVG(※2) ビューアーはW3Cの提唱するSVG Tinyに準拠しています。SVGコンテンツを多種多様な端末の画面サイズに最適化したり、単一画面上で拡大縮小表示したりすることができます。SVG ビューアーはNetFront ブラウザとXMLエンジンのリソースを共有可能です。

(※2) SVG: Scalable Vector Graphics
画像を点ではなく線や面などの図形の集合体として表現できる、XMLをベースとした2Dベクター画像記述言語。

■NetFront PIM
NetFront PIM はアドレス帳、カレンダー、スケジュール表、To-Doリスト、メモ帳の体系化を実現します。vCard (アドレスデータ) 、vCalender (カレンダデータ)にも対応します。

■NetFront SyncML
NetFront SyncML はOMA SyncML 標準規格v1.1.1に準拠したクライアント・ライブラリーです。データ同期のためのSyncML DS規格に加え、デバイスマネジメント用のSyncML DM (開発中)にも対応します。サーバーからデバイス側ソフトウェアの各種設定の変更を行ったり、パッチや新バージョンをインストールすることも可能です。

■OPTIONAL Middleware:
更に、以下のミドルウェアの提供が可能です。
  • AVE®-File
    AVE-Fileは、FAT12/16/32や、VFAT、DOSパーティションなどのWindows規格に準拠することでPCや他の機器とのデータ交換を実現するファイルシステムです。コンパクトフラッシュに加えて、SDメモリカードを標準でサポートします。

  • IrFront®
    IrFront はIrDAの仕様に準拠し、ACCESSが独自に開発したコンパクトな赤外線通信プロトコルスタックです。赤外線決済を実現するIrFMへの対応に加え、IrCOMM、IrTran-Pを標準サポートし、IrMC/IrOBEXなどの豊富なオプションも用意しています。

  • AVE-Blue
    AVE-Blueは、Bluetooth Version 1.1の仕様にもとづいて、ACCESSが独自に開発した組込・情報家電向けのプロトコルスタックです。AVE-Blueは標準で全てのコアプロトコル及び12のプロファイルをサポートしています。PAN、BIP及びHFP等のプロファイルも提供可能です。

  • AVE-USB (USB Host/Client, OTG)
    AVE-USBはUSB2.0に準拠し、ACCESSが独自に開発した組込向けUSBプトロコルスタックです。従来のホスト機能とペリフェラル機能に加えて「USB On-The-Go」にも対応し、パソコンを介さずに2つの周辺機器の相互接続を可能とします。

  • 802.11x WLAN ドライバ
    ACCESSはIntersil社のPRISM2、2.5、3のチップセットに対応したIEEE 802.11b準拠したドライバを提供します。Flash ATA対応のPCカードサービスも提供可能です。

  • µIMore for Mobile
    µMore(マイクロモア)はµITRON4.0スタンダードプロファイル仕様に準拠した次世代携帯端末向けリアルタイムOSです。Easy Power Save 省電力機能により、最低限の消費電力で最高のパフォーマンスを実現します。CPUの省電力機能を使用し、OSレベルで省電力モードのコントロールを実現しているために、アプリケーションレベルの実装が不要です。
■株式会社 ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業で、カリフォルニア州フリーモントに米子会社、ACCESS Systems America, Inc、ドイツ・オーバーハウゼンにヨーロッパ子会社、ACCESS Systems Europe GmbH、また中国・北京に中国子会社、ACCESS (Beijing) Co.,Ltd.を有し、韓国や台湾、スペインにも現地連絡事務所を運営するなど国際展開にも注力しています。同社の情報家電向けブラウザソフト「NetFront」ファミリーは、NTTドコモのiモードなどの携帯電話やPDA、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、カーナビ、ウェブ電話、専用端末など、全世界の90以上のメーカーから発売されている情報家電端末の267機種、1億800万台以上に搭載されており、(2003年10月末現在)最新版では、CSS(カスケーディング・スタイルシート)、DHTML(ダイナミックHTML)をはじめとする、W3C(ワールドワイドWEBコンソーシアム)最新推奨仕様やWAP2.0に準拠するなど、ハードウェア資源の限られたNon-PC端末において、パソコンと同等のインターネット閲覧環境を実現しています。
尚、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。


*NetFrontは、株式会社ACCESSの日本国における登録商標です
*「iモード」は株式会社NTTドコモの登録商標です。
*その他、文中に記載されている会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。