Press Release


2003.03.17

モトローラ、メトロワークス、ACCESS
組込みリナックスOS向けトータルソリューションの提供で提携

~ドラゴンボールi.MXアプリケーション・プロセッサをプラットフォームとする
ACCESS社NetFront v3.0ならびにメトロワークスCodeWarrior統合開発環境をベースとしたLinux向けWebブラウザソリューションが登場~



  モトローラ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北川尚)と株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨)ならびにメトロワークス株式会社(本社:東京都渋谷区宇田川町20-11、代表取締役社長:植田 省司)は、マルチメディア機能とBluetooth機能などを搭載した「ドラゴンボールi.MX(innovative. Media eXtention)」アプリケーション・プロセッサ、ACCESS社の主力製品である組込み向けWebブラウザである「NetFront v3.0」、ならびにメトロワークスのソフトウェア統合開発環境CodeWarriorをベースとしたトータルソリューションを提供していくことで合意しました。


 すでにドラゴンボールi.MX上へのACCESS社のNetFront v3.0の対応は完了し、今月12日から19日までドイツ ハノーバで開催されている世界最大のIT総合展示会「CeBIT 2003」にてデモ公開中です。(ACCESSブース/Hall 12、A46)

  ドラゴンボールi.MXは、モトローラのワイヤレスソリューションの主力製品であり、ARM社の32ビットARM9 RISCコアをベースにしたアプリケーションプロセッサです。このドラゴンボールi.MX1 は、ワイヤレスコミュニケータ、2.5G/3Gワイヤレス・モバイル製品、スマートフォン、高性能情報機器、Webブラウザ・デバイスなど、高機能マルチメディア機器をターゲットとしています。業界トップクラスを誇る低消費電力と200MHzの動作周波数を特徴とするARM920コア、Bluetoothベースバンド、カメラ・インタフェース (CSI)、マルチメディア・アクセラレータ (MMA) が組み込まれ、非常に効率の高いマルチメディア処理機能がオンチップに統合されています。

 今回の3社の提携により、「ドラゴンボールi.MX」プロセッサをプラットフォームとする組込みリナックスシステムをベースとし、ACCESS社が携帯電話、家電製品などで高い実績を持つ組込み向けWebブラウザや、TCP/IPなどのミドルウェアとアプリケーション・レイヤーまでのシステムを、メトロワークスの統合開発環境「CodeWarrior」ならびにGUIフレームワーク「PowerParts」を利用して、低コストかつ短期間での開発を可能にする包括的な開発環境を提供できるようになります。

  メトロワークスのCodeWarriorは、ARM、PowerPCなど各種アーキテクチャに対応した組込みシステム向け各製品をはじめ、ゲームプラットフォームやDesktopまで数多くのプラットフォームに対応し、多くの採用実績を持つ統合開発環境です。プログラムマネージャ、エディタ、コンパイラ、リンカ、デバッガなど開発に必要なツールが、CodeWarrior IDE (統合開発環境:Integrated Development Environment)を中心に、すべて統合されています。同じくメトロワークスの提供するPowerPartsは、組込みシステム向けのGUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)フレームワークで、製品に含まれるRAD(Rapid Application Design)ツールを利用して、表示装置を備えた組込み機器のGUIを効率よく開発できます。CodeWarriorとPowerPartsを併用することで、開発効率を向上し、ユーザビリティの高い組込み機器をより短期間に開発し、タイミングよく市場にリリースすることが可能になります。

■モトローラ株式会社 半導体セクター日本 ワイヤレスブロードバンドシステムグループ ジェネラルマネージャ 佐藤 清 のコメント
「3社の協業により、最近の組込みアプリケーションでのトレンドであるACCESS社のWebブラウザアプリケーションと、当社のワイヤレス・アプリケーション・ソリューションの主力製品であるアプリケーションプロセッサ、ドラゴンボールi.MX1、またメトロワークス社の統合開発環境CodeWarriorを組み合わせることができ、これまでにない高機能かつコミュニケーションネットワークまでの広範囲で柔軟性にとんだアプリケーション・プラットフォームと、その開発環境をご提供することができると確信しています。システム開発者の皆様にとっては、ドラゴンボールのハードウェアの能力を最大限に引き出し、かつ非常に短期間でこれらのアプリケーション開発を行うことができるようになります。このようなトータルソリューションを皆様にご提供できることを非常にうれしく思います。」

■株式会社ACCESS 代表取締役社長 荒川 亨のコメント
「モトローラ社、メトロワーク社との協業により、ドラゴンボ-ル i.MX1に対応したわれわれの次世代組み込み機器向けブラウザNetFront v3.0を提供することをここに発表できることを大変うれしく思います。今日、組み込み機器の機能向上が進み、その結果、ブラウザ機能に対する要求も大きくなっています。機器メーカーは、モトローラ社のドラゴンボ-ルi.MX1上で我々のブラウザの能力を大いに活用し、さらにメトロワークス社のCodeWarriorを使用することによって、より機能性の高いネット接続機器を効率的に開発することができるでしょう。また、Linux搭載組み込み製品が多数市場に登場するようになっており、家電製品へのLinux採用は、今後急速に増加していくと予測されています。われわれ3社のソリューションの組み合わせにより、顧客のニーズに対応し、ワールドワイドに組込みインターネット製品の開発をサポートしていけることと確信しています。

■メトロワークス株式会社 代表取締役社長 植田 省司のコメント
「今回の3社の提携により、リナックス OSを搭載した高機能で斬新なモバイル機器が効率よく開発され、いち早く市場に出回ることを非常に楽しみにしています。多くの採用実績を持つNetFront v3.0とドラゴンボール、CodeWarriorの組み合わせは、組込みリナックスを搭載した製品の開発者の皆様にとって、実に有効な選択肢となりうるでしょう。今後も私たちメトロワークスは、開発者の皆様が開発をしやすいツールとサポート、サービスを提供することを常に念頭におき、優れた製品を提供しているパートナー各社と協調し、様々なソリューションを展開してまいります。」

■「ドラゴンボール MX1」について
ドラゴンボールMX1は、3000万個以上の出荷実績を誇るドラゴンボールファミリのARM9コアをベースとした第5世代の製品です。ドラゴンボールファミリはハンドヘルドコンピュータアプリケーション向けのプロセッサとしては最も出荷台数が多く、全世界で約75%のマーケットシェアを持っております。その中でドラゴンゴールMX1はもっとも最新の製品であり、クラス最高レベルのパフォーマンスと低消費電力を実現し、同時にマルチメディア・アプリケーションの機能を強化しております。ユーザーは、システムの電力消費を最小限に抑えつつ、動画などのマルチメディア・アプリケーションを実現する上で、最大限の性能を引き出すことが可能になります。

■「NetFront v3.0」について
NetFront v3.0は、PDA、ゲーム機、デジタルカメラ、デジタルテレビ、携帯電話端末など、ファミリ全体で191機種、約8000万台の搭載実績(2002年11月末現在)を誇るNetFrontの最新バージョンです。CSS(カスケーディング・スタイルシート)、DHTML(ダイナミックHTML)をはじめとする、W3C(ワールドワイドWEBコンソーシアム)最新推奨仕様やWAP2.0に準拠するなど、ハードウェア資源の限られたNon-PC端末において、パソコンと同等のインターネット閲覧環境を実現しています。さらに、J2ME(Java2 Micro Edition)準拠のJava実行環境「JV-Lite®2」やMMS Clientなどのオプション機能もサポートします。

■「CodeWarrior」について
CodeWarriorは、Windows、Mac OS、Linuxなどのデスクトップから、PDA、ゲームプラットフォーム、組込みシステムまで、多様なターゲットCPU、ターゲットOSに対応した製品をラインナップにもつマルチターゲット対応のプログラム開発ツールです。CodeWarrior各製品は、C/C++/Javaのマルチ言語にも対応し、なおかつすべての製品で共通のGUI、操作性を実現している点で、他に類のない開発環境として独自の地位を築いています。DragonBall i.MXファミリは、CodeWarrior によってフルサポートされています。ガートナー・グループが2001年10月1日に発表したレポートによれば、メトロワークスは Palm OS 用開発ツールの 80% のマーケットシェアを占める、ドラゴンボールi.MX プラットフォーム向けのトップの商用ツール・プロバイダです。

■モトローラ半導体セクターについて
モトローラ半導体セクターは、エンベデッド・プロセッサの世界ナンバー・ワン・ベンダとして、ネットワーキング/コンピューティング、自動車、無線通信、イメージング/エンタテイメントの各市場で新しいビジネス・チャンスを創出しようとしているお客様を支援するため、DigitalDNARソリューションを提供しています。2002年の世界各地における半導体セクターの売上は、トータルで48億ドルでした。モトローラの半導体セクターについての詳細は、http://www.motorola.com/semiconductors/(英語)で紹介されています。

*モトローラ、モトローラのロゴマーク及び® 表示された商標は、モトローラの登録商標です。その他、記載されている会社名、製品名等は、各社の商標又は登録商標です。 c2003モトローラ

■株式会社ACCESSについて
  株式会社ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業です。情報家電向けブラウザソフト「NetFront®」は、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、PDA、ワープロ、カーナビ、ウェブ電話、専用端末などを中心に、国内外主要メーカー多数に採用されています。また、小型情報機器向けのマイクロブラウザ「Compact NetFront®」は、NTTドコモのiモード向け端末などを出荷しているメーカー多数に採用されています。現在、40以上の主要メーカーから191機種、約8000万台のNetFront、Compact NetFront搭載製品が出荷されています。(2002年11月末現在)
尚、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。
URL : http://www.access.co.jp

■メトロワークス株式会社について
メトロワークスは、コンシューマエレクトロニクス、トランスポーテーション、ワイヤレスおよびネットコムを重点的なターゲット市場と位置づけ、開発ツール「CodeWarrior」を中心とした開発ソリューションを提供しています。この開発ソリューションには、ハードウェア、ソフトウェア開発ツールおよびミドルウェアを中心に、各種のトレーニングやカスタムソフトウェアの開発、デベロッパプログラムの運営まで幅広いサービスが含まれています。メトロワークスは1985年にカナダで設立され、1999年にはMotorola社(NYSE:MOT)の独立した子会社となりました。現在は米国テキサス州オースティンに本社をおき、スイスバーゼルのヨーロッパ本社、東京のメトロワークス株式会社をはじめ、世界各地に開発、販売拠点を設けています。より詳しい情報は、http://www.metrowerks.co.jp (日本語)、http://www.metrowerks.com (英語)をご覧ください。