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電力使用の「見える化」への取り組み


株式会社ACCESSでは、東日本大震災以降続いている電力不足の懸念に対応するため、節電に取り組むとともに、電力使用量の「見える化(可視化)」により電力の効率的な使用に貢献するソリューション開発し、幕張のオフィスビルにおいて活用しています。


電力使用量の「見える化」


通常、電量使用量はその月の料金請求時にまとめて通知されるため、1ヶ月単位でしか把握できませんが、 弊社が開発した電力使用量の「見える化」では、オフィスビルの各フロアごとの電力使用量を "リアルタイム”に計測しアプリケーション上に配信することができます。

システム

電力使用量のほかに、フロアごとの室温などのデータを組み合わせて情報表示をしたり、それらの相関関係をグラフ化することもできます。
また、このシステムは、既存の電力設備に追加して使用できるため、 短期間で比較的容易に導入でき点において有効です。

(1)電力使用量監視のシステム構成
  • 電力量監視装置
    オフィスビルの電力系統の設備に設置し、電量使用量のデータを
    ネットワーク経由で社内に設置された中継サーバーに送る専用装置。
  • 温度計
    オフィスビルの各フロアに設置して室温を測定する。
    ネットワーク経由で室温を中継サーバーに送る。
  • 中継サーバー
    各フロアの電力使用量および温度計のデータを集計してデータベースに格納する。
    リアルタイムで集めたデータを加工し、電力メータアプリケーションへ表示する。
  • 電力メータアプリケーション
    社外向け:公式サイト上に昨年のピーク時の電力使用量に対する現在の使用率を表示する。※1
    社内向け:Androidアプリケーションとして電量使用率などを表示する。
※1 公式サイトへの掲載は終了しました。

システム構成


(2)社内向け電力メータアプリケーション

社内向けに、Android端末専用の電力メーターアプリケーションを開発しました。
オフィスビルでは各フロアの主たる節電対象は空調設備のため、電力使用量と合わせて室温を表示するようにしています。
また、社員がこのアプリケーションを利用して、電力使用を抑えつつフロアを快適な温度に保てるように、「暑いね」「寒いね」ボタンにより投票制で快適度を表示するアイディアを採用しました。

  機能
  • 現在の電力量の表示
  • 昨年のピーク時の使用電力に対する現在の電力使用率の表示(オフィスビル全体、各フロア)
  • 現在の室温の表示(オフィスビル全体、各フロア)
  • 指定した日の24時間使用電力推移(グラフ)の表示
  • 全フロアの現在の使用電力量の一覧表示
  • 緊急メッセージの通知
  • 「暑いね」「いいね!」「寒いね」ボタンによる快適度の投票(各フロア)

電力メータ画面    グラフ画面    暑いねボタン

「見える化」の効果と可能性


  • 節電に対する意識の向上
    節電をする場合、節電の成果を数値として具体的に認識することで、 電力使用に対する意識の向上を図ることができる。 また、節電を継続実行するためのモチベーションを高めることができます。

  • 効率的な電力使用
    フロアごとなどきめ細かく数値を監視することで、 オフィス内の電力使用量を一律に抑制するのではなく、 必要な場所には最大限の使用を許可するなど、効率的に電力を使用できます。

  • さまざまな事業形態への応用
    オフィスビルの空調や照明だけでなく、 このシステムを発展させることで、複数の事業所や工場などにおいても フロア、ビル、事業所単位での調整をすることで、 電力使用が限られた状況下でも効率的な運用への応用が可能です。

  • 電力需要に対する事前対策
    継続的に電力使用の監視を行い、稼動率や天候などの周辺状況とともに データベースへ蓄積して使用傾向を把握することで、未来の電力需要に対する有効な事前対策へとつなげていくことが可能です。